日本語で読める台湾花布の書籍

台湾花布(たいわんはなぬの)に関する書籍については、これまで何度か記事を書いています。



先日「花樣時代 台灣花布美學新視界」の日本語訳である「台湾花模様 美しくなつかしい伝統花布の世界」を入手いたしましたので、ご紹介いたします。

中国語版と日本語版を並べてみました。中国語版はハードケースに入っています。

ケースから出してみました。

「花樣時代 台灣花布美學新視界」 の著者である陳宗萍氏は、台北・永康街にある「彰藝坊」という工房のオーナーです。この工房では「布袋劇」と呼ばれる台湾の伝統的な人形劇に関するものや、台湾花布で作られたグッズなどを扱っています。
彼女は2006年から、台湾全土を巡る花布探しの旅を始めます。そうして集めた花布を分類し解説した 「花樣時代 台灣花布美學新視界」 を、2012年に出版しました。
2018年にはグラフィック社から日本語訳が出版されたので、日本の台湾花布好きの人たちにも多く読まれるようになりました。

台湾花布に関する書籍は、すでに呉清桂氏によって書かれたものが二冊出版されており、数多くの図案が紹介されていました。 陳宗萍氏 はさらに図案の中に描かれている花々や物たちを一つ一つ挙げて解説していますので、読んでいくと新たな発見があります。
ネット上で諸説飛び交っている(?)台湾花布の歴史についても詳しく書かれているので、興味がある方にはおすすめです。もちろん、掲載されている図案を、ただパラパラとページをめくって眺めるだけでも楽しめます。

付属のDVD-ROMに収録されているJPG画像は、書籍購入者に限り、個人・法人(商用利用)に関わらず、何度でも使用することができるとのことです。これは台湾花布好きにはたまりませんね。


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コメント

  1. メイフェ より:

    普段身近に見かける花布だけれど
    藍蓮花さんのブログで
    こんなにたくさんの美しいものがあるのだと初めて知りました。

    書籍もいろいろと出ているのですね。

    • 藍蓮花 藍蓮花 より:

      メイフェさん
      私のブログをきっかけに台湾花布に興味を持っていただけたのなら嬉しいです!
      素敵な柄がまだまだたくさんあるんですよ。
      かなりスローペースですけどこれからも画像などで紹介していきますね。
      台湾花布について書かれた本も、読んでみるとなかなか興味深く面白いのでおすすめです。

  2. より:

    はじめまして。
    紹介されている著書を持っている1人ですが、最終ページにて「本書の内容および付録のDVD-ROMに収録した素材データの著作権は、すべて著書および弊社に帰属します。」と書かれているので、著作フリーと紹介されているのはまずいのではないでしょうか…?

    • 藍蓮花 藍蓮花 より:

      ポさん
      はじめまして。ご指摘ありがとうございます。
      本の最終ページを確認して、ご指摘の箇所の文章を書き直しましたのでご確認ください。
      大変助かりました。今後ともよろしくお願いいたします。

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